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「人体の構造と機能:筋系」わかりやすくまとめてみました!!【管理栄養士勉強法】【過去問題】

管理栄養士国家試験対策 人体の構造と機能 筋系

人体の構造と機能 筋系 筋組織 平滑筋、骨格筋、心筋

管理栄養士の国家試験の基礎知識を科目別にまとめてみました!

最後に管理栄養士国家試験の過去問題も復習をかねて解いて見てくださいね。

「人体の構造と疾病の成り立ち」 こちらもチェックしてください。

消化器系 循環器系 細胞と組織 泌尿器系 内分泌系 神経系

感覚器系 呼吸器系 血液 骨格系 筋系 生殖器系 免疫と生体防御

筋組織

筋には、骨格についている筋肉、内臓壁や心臓を構成している筋肉がある。短縮、収縮することで体のあらゆる動きに関与している。

・全身骨格筋

頭部には眼輪筋・口輪筋など、頚部には胸鎖乳突筋、背部には僧帽筋・広背筋、上肢には三角筋・上腕二頭筋など、胸部には大胸筋・前鋸筋、腹部には腹直筋、下肢には大殿筋・大腿四頭筋・大腿二頭筋・縫工筋・下腿三頭筋・前脛骨筋など

筋の構造と種類

・筋肉組織(平滑筋、骨格筋、心筋)

筋肉は平滑筋と横紋筋に分類され、横紋筋はさらに骨格筋と心筋に分類される。平滑筋は内臓や血管の筋肉、骨格筋は体を動かす筋肉、心筋は心臓の筋肉である。

・平滑筋の構造

平滑筋は内臓の運動を行なう筋で、骨格筋のように横紋構造を持たない。細胞は紡錘状を呈し、核は細胞の中心に存在する。収縮速度は骨格筋に比べて緩やかである。自律神経によって支配され、不随意的な運動を行なう。

・横紋筋と筋原線維(動画)

全身の骨格筋は筋細胞から構成されており、筋細胞の大部分は筋原線維が占めている。筋原線維はアクチンフィラメントとミオシンフィラメントの束で、これらが互いに滑り込むことによって収縮が起こる。規則的に配列する暗帯が肉眼的に横紋に見えるため横紋筋とも呼ばれる。

・心筋の構造(動画)

心筋は心臓を動かす筋である。骨格筋のように横紋を持つが、自律神経による不随意的な運動を行なう。構造は、介在板によって複数の細胞が連なり、枝分かれや合流などが見られる。核は中央にある。骨格筋と同様フィラメントの滑り込みよって収縮が起こる。疲労しにくい。

・筋収縮のしくみと神経筋接合部(動画)

大脳からの命令は延髄の下端で交叉し脊髄を下降する。脊髄から枝分かれした運動神経は筋肉との間の神経筋接合部へ達する。興奮が伝わるとシナプスからアセチルコリンが放出され、筋細胞に興奮が伝わって収縮が起こる。

引用:IPA「教育用画像素材集サイト」

★過去問題

27-44 横紋筋で構成される臓器・器官である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 胃
(2) 血管
(3) 子宮
(4) 心臓
(5) 膀胱

解答

(4) 心臓

31-38 骨格筋の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1) 筋小胞体は、滑面小胞体である。
(2) 筋線維の数は、筋力トレーニングで増加する。
(3) 筋収縮は、アクチンフィラメントの短縮で起こる。
(4) 遅筋線維は、速筋線維よりミオグロビンが少ない。
(5) 筋グリコーゲンは、血糖維持に利用される。

解答

1) 筋小胞体は、滑面小胞体である。

32-36 運動器系の構造と機能に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)橈骨は、前腕の骨である。
(2)骨膜は、骨折時の骨再生に関与している。
(3)靭帯は、骨と骨を連結する。
(4)可動関節は、関節包で覆われている。
(5)骨格筋は、平滑筋である。

解答

(5)骨格筋は、横紋筋である。

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