【管理栄養士国家試験勉強法】「人体の構造と機能 消化器系」わかりやすくまとめてみました!!【過去問題】

【管理栄養士 国家試験勉強法】わかりやすくまとめてみました!!「人体の構造と機能 消化器系」【過去問題】

人体の構造と機能 「消化器系」

管理栄養士の国家試験の基礎知識を科目別にまとめてみました!

管理栄養士国家試験合格に向けて、参考になれば幸いです。

ノートの最後に今回のポイントで出た、管理栄養士国家試験の過去問題も復習をかねて解いてくださいね。

「人体の構造と疾病の成り立ち」 こちらもチェックしてください。

消化器系 循環器系 細胞と組織 泌尿器系 内分泌系 神経系

感覚器系 呼吸器系 血液 骨格系 筋系 生殖器系 免疫と生体防御

消化器系とは消化管付属消化器官の2つから構成されている。

・消化管:口(口腔)から肛門まで続く長い管のことをいう。食物が摂取されてから、消化、吸収までの過程は、すべて消化管で行われる。消化管は、さらに食道、胃の上部消化管と、小腸、大腸の下部消化管に分かれる。

・付属消化器官:消化管の外側にある臓器である。食物を小さく砕いたり、消化酵素などの分泌物で食物を溶かすなど、食物の消化、吸収を助ける働きをする。

口腔

・咀嚼器、消化器、味覚器としての働きがある。

・歯:乳歯は6か月ごろから生え始め、2歳ころに合計20本。永久歯は6歳ころから生え始め合計28本。

・舌の表面には舌乳頭がある。糸状乳頭は触覚に。茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭は味蕾があり味覚に。

・唾液腺には小唾液腺と大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)で唾液が分泌される。消化酵素のアミラーゼが含まれ、でんぷんの消化が行われる。

・食道はその蠕動(ぜんどう)運動によって食物を胃へと運ぶ。

・胃は一部の栄養素の消化を行い、飲食物を一時貯留し、少しずつ十二指腸へ送り出す。胃の運動は、副交感神経により促進され、交感神経により抑制される。

・食物が食道から噴門より入り、胃底、胃体を経て幽門より十二指腸に送り出す。

・胃壁は、粘膜、筋層(縦走筋、輪走筋、斜走筋の3層構造)、漿膜からなる。

胃底線

 

小腸・大腸

・小腸は3大栄養素の消化、吸収、水の吸収を行う。

・小腸は十二指腸・空腸・回腸からなる。

・十二指腸には、総胆管膵管から胆汁や膵液が流れ込む。

・小腸壁は粘膜・筋層・漿膜からなる。粘膜は輪状ヒダを作り、無数の絨毛が突出し、絨毛には無数の微絨毛が密集している。

小腸、小腸壁、柔毛の構造

・大腸は水やミネラルの吸収、便の形成・排泄を行う。

・大腸は盲腸・結腸(上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸)・直腸・肛門からなる。

分節運動

 

肝臓・膵臓・胆のう

 

肝臓の下面

・肝臓は、六角柱状を肝小葉の集まり。肝鎌状間膜を境に左葉右葉に別れる。固有肝動脈は肝臓に酸素を供給する動脈である。門脈は消化管から栄養を含んだ血液と脾臓からの血液を集め肝臓に送る静脈である。

肝小葉の構造

・胆のうは肝臓の中央付近にあり胆汁を作る。胆汁の主成分は、胆汁酸・ビリルビン・コレステロールであり、消化酵素は含まない。

・膵臓は胃の後方にあり、膵液を分泌する外部泌部ホルモンを分泌する内部泌部がある。外部泌部からは膵液が分泌され、アミラーゼ・リパーゼ・プロテアーゼ等の消化酵素が含まれ、胆汁とともに十二指腸に入る。内分泌部のランゲルハンス島には3種の細胞がある。A細胞はグルカゴン、B細胞はインスリン、D細胞はソマトスタチンを分泌する。

★過去問題!!

31-30 消化器系の構造と機能に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1) 舌下腺は、唾液腺である。
(2) 食道には、漿膜がない。
(3) ビタミンB12は、胃で吸収される。
(4) 十二指腸は、腹腔の後壁に固定されている。
(5) 虫垂は、盲腸の部位にある。

解答

(3) ビタミンB12は、回腸で吸収される。

 

30-29 消化管の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)胃壁の筋層は、三層構造である。
(2)小腸の長さは、大腸より短い
(3)脂質は、膜消化を受ける。
(4)膵管は空腸に開口する。
(5)大腸粘膜には、絨毛がある。

解答

(1)胃壁の筋層は、三層構造である。

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