【管理栄養士国家試験勉強】「人体の構造と機能 呼吸器系」わかりやすくまとめてみました!!【過去問題】

人体の構造と機能 呼吸器系

人体の構造と機能 呼吸器系

管理栄養士の国家試験の基礎知識を科目別にまとめてみました!

最後に管理栄養士国家試験の過去問題も復習をかねて解いて見てくださいね。

「人体の構造と疾病の成り立ち」 こちらもチェックしてください。

消化器系 循環器系 細胞と組織 泌尿器系 内分泌系 神経系

感覚器系 呼吸器系 血液 骨格系 筋系 生殖器系 免疫と生体防御

呼吸器

・肺と気管支、血管

肺とその中の気管支、周囲の血管および心臓を同時に示している。肺は右側が3葉、左側が2葉になっており、左側は心臓があるため右側より容積が小さい。

・肺葉

肺の右肺は水平裂および斜裂によって3葉に、左肺は斜裂によって2葉に分けられる。左肺は心臓の形に心切痕をつくるため、右肺より容積が小さい。

・肺胞(動画)

気管支が枝分かれした先端には肺胞があり、その表面は毛細血管で覆われている。ここでは、毛細血管中の二酸化炭素と肺胞中の酸素の交換が行われ、二酸化炭素濃度の高い肺動脈血は酸素濃度の高い肺静脈血となって出ていく。

・気管の位置

鼻腔や口腔からの酸素に富む吸気は、食道の前方にある気管を通り、心臓の後方で枝分かれして左右の肺へ流れ込む。肺からの二酸化炭素に富む呼気は、この逆の経路をたどり排出される。

・気管支、肺動静脈

気管および左右の気管支と、心臓に出入りする肺動脈、肺静脈の位置関係が見られる。肺動脈には静脈血が、肺静脈には動脈血が流れている。(赤:肺動脈、紫:肺静脈、灰色:気管・気管支系

・呼吸器

鼻腔の外側壁には3つのひだがあり、その表面を粘膜が覆っている。このひだは表面積を増やすことで吸気の加湿、加温および除塵に役立っている。咽頭の下方で喉頭と食道に分かれる。喉頭は気管へと続き、その途中に声帯がある。

・外呼吸と内呼吸

外呼吸は肺で行われるガス交換を、内呼吸は細胞でのガス交換を意味する。内呼吸は血管と細胞の間で直接行われるのではなく、毛細血管から濾過された間質液を介して行われる。

・血管での物資の交換(動画)

引用:IPA「教育用画像素材集サイト」

★過去問題

28-43 呼吸器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1) 横隔膜は、呼気時に収縮する。
(2) 気管支平滑筋は、副交感神経の興奮で弛緩する。
(3) 血中二酸化炭素分圧の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合能力を増加させる。
(4) 二酸化炭素は、血液中で重炭酸イオン(HCO3-)になる。
(5) 1秒量とは、最大呼気位から最初の1秒間に吸入できる量である。

解答

(4) 二酸化炭素は、血液中で重炭酸イオンになる。

30-38 呼吸器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)左肺は、上葉、中葉、下葉からなる。
(2)横隔膜は、呼気時に弛緩する。
(3)内呼吸は、肺胞で行われるガス交換である。
(4)血中二酸化炭素分圧の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合能力を高める。
(5)肺活量は、残気量を含む。

解答

(2)横隔膜は、呼気時に弛緩する。

32-38 呼吸器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)左肺は、上乗、中葉、下葉からなる。
(2)横隔膜は、呼気時に収縮する。
(3)血中二酸化炭素分圧の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合能力を低下させる。
(4)内呼吸は、肺胞で行われるガス交換である。
(5)肺のコンプライアンスが小さいほど、肺は膨らみやすい。

解答

(3)血中二酸化炭素分圧の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合能力を低下させる。

31-36 呼吸器系に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1) 右肺は、2葉に分かれている。
(2) 中枢性化学受容器は、延髄に存在する。
(3) 肺活量は、全肺気量に残気量を加えたものである。
(4) 横隔膜は、呼気時に収縮する。
(5) 外呼吸は、末梢組織における酸素と二酸化炭素のガス交換である。

解答

(2) 中枢性化学受容器は、延髄に存在する。

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