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健康と病気 管理栄養士

尿検査でわかること。尿検査基準値・尿検査値項目一覧表

投稿日:2018-07-11 更新日:

尿検査でわかること。 尿検査基準値 尿検査値項目一覧表

〇尿検査とは?

尿は健康状態や生活環境によって、日々変化しています。

毎日の尿の色・量・においを見るといったセルフチェックは大切ですが、病院や健診で行う「尿検査」は、どんな成分がどれだけ含まれているかを調べるものです。

健康と病気についてまとめています。

○尿検査では何を測定し何がわかるの?

それは尿が作られるまでの過程を考えるとわかりやすいと思います。
尿は、腎臓と言う臓器で作られます。腎臓はいわば血液から不要な物質を濾し取る臓器です。腎臓で作られた尿は、尿管を通って膀胱に集められ、ある程度の量が貯まると尿道を通じて排泄されます。通常は、ゴミの不要な成分と水分が尿を通じて体外に排泄されるということになりますが、様々な疾病によって、尿中に本来は含まれるはずのないもの、含まれてはならないものが混じってきます。尿検査では、これらをチェックするわけです。

本来尿中に排出されないたんぱくが検出されれば腎臓の病気、糖が検出されれば糖尿関連の病気、ウロビリノーゲンが検出されれば肝臓の病気、潜血は結石や腎炎等の病気の兆候が見られます。

血液検査でわかることは?検査項目・基準値項目一覧表!健康診断

○尿検査の代表項目

・たんぱく
たんぱくは腎臓できれいに濾し取られて、再び血液中に戻ります。これが尿中から検出されるということは、濾し取る腎臓に問題があるということになります。もし、たんぱくが検出された場合には、腎臓の病気(腎炎やネフローゼ症候群)などの可能性を検査していきます。

・糖
腎臓の機能が正常でも、血液に含まれる糖の成分が多ければ、濾し取ったあとの尿にも糖分が含まれます。

・ウロビリノーゲン

・腎臓の機能が正常でも、濾し採る血液中に多く含まれていると、尿中にも出てきます。ウロビリノーゲンは肝臓の細胞や赤血球の中に含まれている成分で、少量は血中にも尿中にも含まれます。しかし、肝臓の細胞がダメージを受けたり、赤血球が多量に壊れたりすると血中の値も上がり、尿中にも検出されます。

・潜血
通常は尿中に血液は混じりません。しかし、腎臓から尿管、膀胱から尿道から出血があると、尿中に血液が混じるようになります。

○検査値項目一覧表

 

項  目 正常値 異常値で考えられる病気 健康でも異常値になる場合
尿ウロビリノーゲン 弱陽性(+)から
擬陽性(±)
肝炎、肝硬変、肝がんなど肝臓系の疾患の疑いがある。 飲酒が続いたり、肉食のあとは異常値が出ることがある。また激しい運動の直後や疲労時、便秘時も異常値が出やすい。
尿潜血反応 陰性(-) 腎炎や腎結石などの腎臓病か、尿管結石など尿管の病気、尿道炎や前立腺炎など尿道の疾患の疑いがある。一般的には排出先に近いところで出血している場合ほど色は鮮やかとなる。 女性では生理の前後なら陽性と出ることもあり、一時的な潜血は誰でも起こりやすい。一過性なら問題ない場合がある。
尿ビリルビン検査 陰性(-) 肝炎、肝硬変などの肝臓のトラブルか、胆石症などが考えられます。
尿ケトン体検査 陰性(-) 下痢、嘔吐など胃腸の消化吸収のトラブルが起きている時出るほか、糖尿病か甲状腺の病気の可能性も。また熱がある時も異常値が出ます。 妊娠している時、ストレスにさらされている時、過剰なダイエットをしている時にも異常値が出ます。
尿糖検査 陰性(-) 考えられるのは糖尿病。重症になるとおしっこから甘いにおいがする。 妊娠中の女性や中高年の方は糖が出やすくなる。疲れている時や、ストレスを受けている場合に糖が出ることがある。
尿たんぱく検査 陰性(-) 腎盂腎炎、ネフローゼ症候群、糸球体腎炎など腎臓のトラブルや膀胱炎、尿道炎など尿路のトラブルの可能性がある。発熱している時にも異常値がでる。 生理前後や激しい運動の後、またストレスにさらされている時などは健康な人でも異常値が出ることがある。
尿のpH検査 pH6前後 尿が酸性(pH4.5)やアルカリ性(pH8)のどちらに偏っていてもよくない。食べたものの影響で、一時的な異常が出やすい。継続的にアルカリ性である場合は膀胱炎などの尿路感染症が、酸性の場合は糖尿病や痛風などが考えらる。発熱や下痢をしている時も尿は酸性になる。
亜硝酸塩検査 陰性(-) 尿の中の細菌が多く、腎臓や尿路が細菌に感染しています。自覚症状はなくても、放っておけば腎盂腎炎や膀胱炎などのトラブルのもとに。 尿を採ってからしばらく放置した場合にも、異常値が出ることがあります。
尿比重検査 比重1.010~1.025 正常値の範囲以外の数値が出たら腎臓の機能の疾患の疑いがある。
高値ではネフローゼ症候群、糖尿病、心不全、脱水症。低値では腎不全、尿崩症が疑われる。
水分を大量にとった後や、利尿剤を服用している時は低い数値が、下痢や嘔吐、脱水症を起こしている時には高い数値が出やすくなる。
尿白血球検査 陰性(-) 尿の中に白血球が多く腎臓や尿路に炎症の可能性がある。自覚症状がなくても、放っておけば腎盂腎炎や膀胱炎など尿路感染症などのトラブルのもとになる。 尿を採る時は清潔にして、出始めではなく、中間の尿を採るようにする。特に女性の場合はそれが原因で異常となることがある。

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