【管理栄養士 国家試験】受験資格や難易度や合格率は?第33回の日程は?
管理栄養士の資格を取得するためには、管理栄養士国家試験に合格することが必要です。
管理栄養士の国家試験は年に1回、毎年3月初旬ごろに実施されます。
〇受験資格
(1) 修業年限が2年である栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた後、次のアからオまでに掲げる施設において3年以上栄養の指導に従事した者。
ア 寄宿舎、学校、病院等の施設であって、特定多数人に対して継続的に食事を供給するもの
イ 食品の製造、加工、調理又は販売を業とする営業の施設
ウ 学校教育法(昭和22年法律第26号)第1条に規定する学校、同法第124条に規定する専修学校及び同法第134条第1項に規定する各種学校並びに就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(平成18年法律第77号)第2条第7項に規定する幼保連携型認定こども園
エ 栄養に関する研究施設及び保健所その他の栄養に関する事務を所掌する行政機関
オ アからエまでに掲げる施設のほか、栄養に関する知識の普及向上その他の栄養の指導の業務が行われる施設
(2) 修業年限が3年である栄養士養成施設((5)に該当する養成施設を除く。)を卒業して栄養士の免許を受けた後、(1)のアからオまでに掲げる施設において平成29年12月15日(金曜日)までに2年以上栄養の指導に従事した者
(3) 修業年限が4年である栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた後、(1)のアからオまでに掲げる施設において平成29年12月15日(金曜日)までに1年以上栄養の指導に従事した者
(4) 修業年限が4年である管理栄養士養成施設を卒業して平成30年3月29日(木曜日)までに栄養士の免許を受けた者(平成30年3月15日(木曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)
(5) 修業年限が3年である栄養士養成施設であって、厚生労働大臣が栄養士法及び栄養改善法の一部を改正する法律 (昭和60年法律第73号)による改正前の栄養士法第5条の4第3号の規定に基づき指定したものを卒業して栄養士の免許を受けた者
管理栄養士ではなく、栄養士養成過程に進んだ場合も、のちに管理栄養士の国家試験を受けることは可能です。
しかし、栄養士養成課程の場合、実務経験が必要となるのが管理栄養士養成課程に進んだ人との違いです。
定められた期間(1~3年。学校の修業年限が2年の場合は3年以上)、学校や病院等施設、食品の製造、栄養に関する行政機関等で働いた後でなければ、国家試験の受験資格が得られません。
早く管理栄養士の国家資格を得たい人は管理栄養士養成施設、現場を経験してからという人は栄養士養成施設に進むケースが多いです。
ただし、管理栄養士は「栄養指導ができる」点が栄養士との大きな違いであり、より複雑で困難なケースの指導も行えること、また栄養士養成課程卒業者の国家試験合格率があまり高くないことなどから、はじめから管理栄養士養成施設に進む人も増えているようです。
〇管理栄養士国家試験の受験
試験は午前の部105問、午後の部95問、計200問で構成されており、総合点が120点以上が合格です。
管理栄養士国家試験の試験科目は以下の9科目になります。
・社会・環境と健康
・人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
・食べ物と健康
・基礎栄養学
・応用栄養学
・栄養教育論
・臨床栄養学
・公衆栄養学
・給食経営管理論
〇難易度は?合格率は低い??
第32回の合格状況
・受験者17,222名 合格者10,472名 合格率60.8%
・学校区分別合格者状況
・既卒者の合格率は低め
例年、新卒の合格率は80%〜90%台、既卒は5%〜30%と大きな開きがあります
第32回の合格率は、60.8%と受験者の半分以上が合格しています。
管理栄養士養成課程(新卒)が95.8%、管理栄養士養成課程(既卒)が20.8%、栄養士養成課程(既卒)が19.2%。
新卒生の合格率が90%前後であるのに対して、既卒生の合格率はそれよりもずっと低い状況にあります。
なぜ、新卒者と既卒者の間で、これほど合格率に差があるのでしょうか?
それは、新卒者は学校で国家試験対策講座を受けて受験するからです。
一方の既卒の場合、仕事をしながら勉強をし、受験に臨む人が多いため、合格率がさほど上がらない状況にあります。
管理栄養士の資格を取得するためには、管理栄養士国家試験の受験資格を得られる4年制の学校に通い、学校でしっかりと勉強をして、現役で合格するルートが有利といえそうです。
〇第33回の日程は?
2019年 3月3日 日曜日 に決まりました!
ただ、受験は毎年3月初旬に行い、、合格発表を3月下旬に行うのが最近の傾向です。
第32回は平 成30 年 3 月 4 日 実 施だったので、平成31年3月3日の日曜日です!
今のうちから管理栄養士受験勉強の計画をしっかり立てて、準備をしている人が、3月に笑顔になっているのではないでしょうか?