【管理栄養士国家試験勉強】「人体の構造と機能 感覚器系」わかりやすくまとめてみました!!【過去問題】

人体の構造と機能 感覚器系

人体の構造と機能 感覚器系 感覚・視覚・聴覚・嗅覚・味覚・皮膚

管理栄養士の国家試験の基礎知識を科目別にまとめてみました!

最後に管理栄養士国家試験の過去問題も復習をかねて解いて見てくださいね。

「人体の構造と疾病の成り立ち」 こちらもチェックしてください。

消化器系 循環器系 細胞と組織 泌尿器系 内分泌系 神経系

感覚器系 呼吸器系 血液 骨格系 筋系 生殖器系 免疫と生体防御

感覚

・感覚は、体性感覚・内臓感覚・特殊感覚に分類される。

・体性感覚は、触覚、温度感覚などの皮膚感覚と、運動状態の感覚などの深部感覚がある。

・内蔵感覚は、内臓の痙攣による痛みなどの内臓痛覚と、空腹や尿意などの臓器感覚がある。

・特殊感覚は、視覚、聴覚、、味覚、嗅覚平衡感覚がある。

視覚器

・眼球

眼球は暗室の働きをする球形をしており、前方には透明の角膜がある。角膜の後方にはレンズの働きをする水晶体があり、ガラス体を覆うように光を受容する網膜がある。

・目の遠近調節の仕組み(動画)

水晶体はその周囲の毛様体からのびるチン小帯によって引っ張られ、通常は薄く、遠視野に調整されている。毛様体筋が働くとチン小帯が緩み、水晶体自らの弾性によって厚くなり、近視野に調節される。

近視では眼球の前後が長く、焦点の位置が網膜の前方にずれる。一方、遠視では眼球の前後が短く、焦点が網膜の後方にずれる。補正にはそれぞれ凹レンズと凸レンズが使われる。老視眼ではレンズの弾力低下により屈折率が下がるため、近いところを見るときは凸レンズで補正する。

・網膜、錐体細胞、桿体細胞の構造(動画)

網膜は層構造を呈し、深い層に光を感じる視細胞(感度は低いが色彩を受容する錐体細胞と感度が高く明暗を受容する桿体細胞)がある。視細胞が光の刺激をうけると、様々な連絡神経細胞を介して視神経細胞に刺激が伝わり、大脳へ送られる。

聴覚器・平衡聴覚器

・耳の構造

耳は、耳介・外耳道などがある外耳、鼓膜・耳小骨・耳管などがある中耳、蝸牛・半規管・前庭などがある内耳に分けられる。蝸牛は音を受容し、半規管・前庭は平衡覚を受容する器官である。

・内耳の構造

内耳には蝸牛、半規管および前庭があり、音、回転および傾きを受容している。音は蝸牛神経、平衡覚は前庭神経を介して中枢神経に送られる。

・音を伝える仕組み(動画)

空気の振動である音は耳介で集められ、中耳の鼓膜を振動させる。鼓膜の振動は耳小骨を介して内耳の前庭窓に伝えられる。音の周波数によって異なる場所のコルチ器が振動することにより音として受容される。

・傾きの知覚がおこるしくみ(動画)

傾きの知覚は内耳でおこる。内耳にある卵形嚢および球形嚢には平衡斑がある。傾くと耳石の重みで耳石膜がゆがみ感覚細胞を興奮させる。このアニメーションでは傾きによって興奮の度合いの違いが示されている。

・回転の知覚がおこるしくみ(動画)

回転の知覚は内耳にある3つの半規管(三半規管)でおこる。半規管の1つを拡大してみると中にはリンパ液が入っている。頭の回転によってリンパ液は慣性の力によって流れ、稜にある感覚細胞を興奮させる。

嗅覚器

・嗅覚器の構造(鼻腔の断面)

鼻腔の天井付近には嗅細胞を含む嗅粘膜が存在する。匂いはここで受容される。嗅細胞で受容された興奮は嗅神経を介して中枢神経に送られる。

味覚器

・舌の味覚細胞の分布

味覚は、舌の先端付近で甘味、先端から外側にかけての広範囲で塩味、両側で酸味、奥側で苦味を感じる。

舌には糸状乳頭、茸状乳頭および有郭乳頭が存在する。

味覚芽は味蕾(みらい)とも呼ばれ、味細胞と支持細胞によって構成されている。味は味孔から入って味細胞に到達し受容される。

皮膚

・皮膚の構造

皮膚は表皮、真皮および皮下組織からなる。表皮では細胞が表面に向かって徐々に扁平になっており、さらに核を失って角質となり、垢として剥離する。こうして、常に新しい皮膚がつくられている。皮膚には毛、汗腺などがある。

・汗腺の構造

汗腺は皮膚に開口する腺で、全身の皮膚に約200万個ある。汗腺は真皮に位置し、毛細血管に富む。そこで分泌された汗は導管を通って表皮に流れ出る。

全身に分布するエクリン腺と腋窩などに集まっているアポクリン腺がある。

引用:IPA「教育用画像素材集サイト」

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