【管理栄養士 国家試験勉強法】わかりやすくまとめてみました!!「人体の構造と機能 循環器系」【過去問題】
人体の構造と機能 「循環器系」 心臓・血管
管理栄養士の国家試験の基礎知識を科目別にまとめてみました!
管理栄養士国家試験合格に向けて、参考になれば幸いです。
ノートの最後に今回のポイントで出た、管理栄養士国家試験の過去問題も復習をかねて解いてくださいね。
「人体の構造と疾病の成り立ち」 こちらもチェックしてください。
感覚器系 呼吸器系 血液 骨格系 筋系 生殖器系 免疫と生体防御
〇血管
・血管の構造。血管は、内膜・中膜・外膜の3層からなる。
動脈の構造(動画)
静脈の構造(動画)
・血管の種類
・動脈は心臓から出た血液を末梢に運ぶ血管。
・静脈は心臓に血液を送り返す血管。血液の逆流を防ぐ弁がある。
・毛細血管は細静脈と細動脈を結び、栄養素・酸素・二酸化炭素・老廃物などの物質交換が行われる。
毛細血管での物質の交換(動画)
毛細血管の構造(動画)
〇心臓
・心臓は、二つの心房(右心房・左心房)と二つの心室(右心室・左心室)に分かれる。
・右心房は、上下大静脈(全身)、冠状静脈洞(心臓)から返ってきた血をいったん蓄え、右心室に送り出す。
・右心室は、 肺動脈から静脈血を肺に送り出す。
・左心房は、肺静脈から返ってきた血をいったん蓄え、左心室に送り出す。
・左心室は、大動脈から動脈血を全身に送り出す。
心臓の断面図
〇心臓の弁
・心臓には4つの弁(右房室弁・左房室弁・大動脈弁・肺動脈弁)がある。
・左房室弁は、左房室口にあり、2枚の弁膜からなる二尖弁(僧房弁)。
・右房室弁は、右房室口にあり、3枚の弁膜からなる三尖弁。
・大動脈弁は、左心室の動脈口。
・肺動脈弁は、右心室の動脈口。
心臓の拍動(動画)
刺激電動系(動画)
〇冠循環
〇血液の循環
・肺循環は、全身から集められた静脈血が、右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房と循環する。
・肺動脈を流れているのは、静脈血。肺静脈を流れているのは動脈血。
・体循環は、左心室→大動脈→細動脈→毛細血管→全身→大静脈→右心房と循環する。
肺循環と体循環(動画)
〇血圧の調節
・心拍出量が増加すると血圧が上昇し、減少すると血圧が低下する。
・末梢血管抵抗が増加すると血圧が上昇し、減少すると血圧が低下する。
〇レニン・アンギオテンシン系
★過去問題!!
32-28 循環器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)門脈を流れる血液は、動脈血である。
(2)肺動脈を流れる血液は、動脈血である。
(3)副交感神経の興奮により、心拍数は増加する。
(4)末梢の血管が収縮すると、血圧は上昇する。
(5)胸管は、左鎖骨下動脈に流入する。
解答
(4)末梢の血管が収縮すると、血圧は上昇する。
29-38 循環器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)リンパ液は、鎖骨下動脈に流入する。
(2)洞房結節は、左心房に存在する。
(3)門脈を流れる血液は、静脈血である。
(4)心拍出量は、右心室よりも左心室の方が多い。
(5)末梢の血管が収縮すると、血圧は低下する。
解答
(3)門脈を流れる血液は、静脈血である。
28-38 循環器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 心拍出量は、成人で安静時に約5L/分である。
(2) 肺動脈を流れる血液は、動脈血である。
(3) 左心室の壁厚は、右心室の壁厚よりも薄い。
(4) 副交感神経の興奮により、心拍数は増加する。
(5) 血圧が上昇すると、レニンの分泌が増加する。
解答
(1) 心拍出量は、成人で安静時に約5L/分である。