【がん(悪性腫瘍)の原因と治療法・予防対策】 がん(悪性腫瘍)の種類と一覧表 【健康と病気】

【がん(悪性腫瘍)の原因と治療法・予防対策】 がん(悪性腫瘍)の種類と一覧表 【健康と病気】

癌(がん)には肺がん、食道がん、胃がん、乳がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がん、上顎がん、喉頭がん、咽頭がん、皮膚がん、急性白血病、慢性白血病、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫などがあります。

健康と病気についてまとめています。

肺ガン(肺癌)

肺ガン(肺癌)とは、日本人における癌死亡患者の中で最も多い病気です。

肺がん (肺癌)は、がん組織で分類すると非小細胞肺がんと小細胞肺がんの2種類に大きく分けられ、組織型の違いにより治療方法も異なってきます。

発生頻度が高いのは非小細胞肺がんで、肺がん全体の80%以上を占めます。

肺ガンの症状

肺ガンの症状自体は発生する部位により、症状が異なりますが、咳や痰、血痰、胸痛、声のかすれ、むくみなどが知られています。

近年ではこれらの症状が出る前に、健康診断等でのX線検査で肺ガンが発見されるケースが増えています。

肺ガンの原因

肺ガンは肺の一部にガン細胞が発生することにより進行するのですが、発生する部位やガン細胞の種類、進行スピードにより肺ガンの発見率や治療の効果などが異なります。

肺ガンが発症する原因としてはタバコ(喫煙)によるものが多いとされており、特に扁平上皮ガンや小細胞ガンなどはタバコと非常に密接な関係があるとされています。

肺ガンの対策・予防策

肺ガンの予防策として確立されているものはありませんが、肺ガン最大のリスクファクターとされているものは喫煙です。

できるだけ喫煙を避けるようにし、受動喫煙も避けましょう。

肺ガンの治療法

肺ガンは脳やリンパ、骨などへ転移することも多く、他の合併症を引き起こす可能性も高い病気です。

できる限り早期の治療をおすすめします。

肺ガンの診断は胸部X線写真の他、気管支鏡、痰の細胞診断などを通じて判断されます。

治療の方針もガンの発生部位や大きさ、ガン細胞の種類により異なり、これらを総合的に検討し決定されます。

外科的な手術から化学療法、放射線療法、免疫療法など様々な医療手段があり、状況に合わせて選択されます。

食道ガン(食道癌)

食道ガンとは、食道上に発生するタイプの癌で、ほとんどが扁平上皮ガンとされています。

患者数は60代の男性に多く、飲酒・喫煙が大きなリスクファクターの一つと言われています。

また、熱い飲料などを好む人は食道が火傷を負いやすく、これもまた食道ガンの要因の一つとされます。

食道ガンの症状

食道ガンの症状としては、食道の通貨障害や胸痛、胸焼け、嘔吐感、消化不良などが現れるとされています。

食道は食品や飲料が通る道筋ですのでこの部位にガン細胞が発達することで、通りが悪くなり、特に固形食品の摂取が難しくなります

食道ガンの原因

食道ガンの原因としては飲酒と喫煙が第一に挙げられます。

これらはその量が多いほど食道ガンのリスクファクターとなるとされています。

次に、熱い飲み物や食品を好む人は食道上に火傷を負いやすく、そのため食道ガンになる可能性が高いと言われています。

食道ガンの対策・予防策

食道ガンを診断するにあたっては、食道造影と食道鏡による検診が有効とされています。

特に、早期に食道ガンを発見する方法としては食道鏡検査が有効とされています。

食道ガンの治療法

食道ガンの治療方法は、一般に外科手術・放射線療法・化学療法が行われます。

早期発見ができた場合には内視鏡を利用した食道ガン切除手術が主流です。

食道ガン外科手術

ガン部分と一緒に食道部分も切除する手法が一般的です。

同時に食道の拡張やチューブを用いて食物の通りを良くするための工夫も行われます。

食道ガン放射線療法

放射線を利用して死滅させる手法です。

ただし、放射線はガン細胞以外の細胞も破壊する事になりますので、外科手術との併用で行われる場合が多くなっています。

食道ガン化学療法

化学療法は抗がん剤を用いてがん細胞を死滅させる療法となります。

ただし、抗がん剤は一般に非常に強い副作用を持つので、治療には苦痛を伴うこともしばしばあります。

胃ガン(胃癌)

胃ガンとは日本人に最も多いガンの一つです。

進行は度合いに応じて早期ガンと進行ガンに分類することができます。

胃ガンの原因

胃ガンの原因は現在完全に解明されているわけではありません。

胃ガンの発生因子としては、遺伝的な因子や食生活、環境などがその発生因子といわれています。

また、細菌では、ヘリコバクターピロリ菌と胃ガンの関係性が指摘されています。

胃ガンの対策・予防策

胃がんの明らかな原因の1つに塩分摂取がありますが、リスク増加要因としては、ほかに米飯多食、熱い食べ物、飲み物、不規則な食事なども言われています。

一方、胃がんの予防に有効な食生活として、牛乳、乳製品、生野菜、果物などを摂ることがすすめられています。

胃ガンの治療法

胃ガンの治療法としては外科手術が主な治療法です。

近年は内視鏡による手術が進歩している事から、レーザー、抗がん剤局所注入治療などが行われます。

また、早期胃ガンの場合では、内視鏡を使って切除を行う場合もあります。

なお、切除が不可能なガンに関してはその他のガンと同様に化学療法による治療が行われます。

大腸ガン(大腸癌)

大腸ガンは、その進行程度により、早期大腸ガンと進行大腸ガンに分類することができます。

食生活の欧米化(大量の脂肪摂取、食物繊維の不足)などが、大腸ガンの増加する原因の一つと考えられています。

大腸ガンの症状

大腸ガンは、早期の場合無症状である事がほとんどですが、進行と共に出血や便通の以上、疼痛(とうつう)などの症状が現れるようになります。

この他、大腸ガンの発生する部位により異なりますが、貧血や腸閉塞、腹部の腫瘤(しゅりゅう)などの症状を訴える場合があります。

 大腸ガンの原因

大腸ガンのはっきりとした原因はわかっていませんが、脂肪分の大量摂取や食物繊維の不足などが大腸ガン発生の確率をあげるということは分かっています。

近年日本人の大腸ガン発症者数が増加しているのもこれらのライフスタイルの欧米化によると言われています。

大腸ガンの対策・予防策

大腸ガンは大きく発生部位により「直腸ガン」「結腸ガン」の二つに分類できますが、大腸ガン全体の8割程度は肛門に近い直腸がんといわれます。

大腸ガンの治療法

大腸ガンの治療法としては外科手術が主な治療法です。

また、肝臓などにガンが転移している場合は化学療法を行います。

腸閉塞などを併発している場合には人工肛門手術を行います。

肝臓ガン

肝臓ガンとは、男性に特に多いガンの一種で、男女ともにガンによる死亡の第3位を占めているガンです。

特に、初期段階では自覚症状がほとんどなく、進行した段階で気づく事が多くなっています。

特に、肝硬変やB型・C型肝炎が大きなリスクファクターとして知られています。

肝臓ガンの症状

肝臓ガンの症状としては、早期の肝臓ガンの場合自覚症状はほとんどありません。

肝臓ガンが進行した場合、全身の倦怠感や腹痛、食欲不振などの症状が現れます。

肝臓ガンの原因

肝臓ガンの約80%は肝硬変を患い、15%は慢性肝炎・肝線維症を合併しており、主にこれらの疾病が原因となって肝臓ガンを引き起こしているとされます。

また、B型肝炎に由来する肝臓ガンはここ10年程度の間に激減し、C型肝炎に由来するものがほとんどであるとされています。

肝臓ガンの対策・予防策

肝臓ガンは主に肝臓に起因する他疾病、特に肝炎・肝硬変が原因となる為、これらの疾病の早期発見および早期治療が重要になります。

また、これらの疾病にかからないための各対策も有効といえるでしょう。

肝臓ガンの治療法

肝臓ガンの治療としては、まず第一に外科手術によるガン細胞の切除が挙げられます。

ただし、肝硬変といった肝臓機能障害が高度な場合には切除が非常に困難となりますので、このような場合には肝動脈塞栓術やエタノール注入療法、化学療法などがもちいられます。

膵臓ガン

膵臓ガンとは、主に膵管上皮に発生するガンの一つで、早期発見が非常に難しいガンです。

実際に膵臓ガンが発見されるときは、かなり進行している段階であるケースが多いのが特徴です。

発生部位によって膵臓頭部ガン、膵臓体部ガン、膵臓尾部ガンに分類されます。

膵臓ガンの症状

膵臓ガンの症状として、早期の段階では、自覚できる症状がほとんどありません。

膵臓ガンが進行すると、腰の痛みや上腹部の痛み、黄疸、体重の減少、悪心、嘔吐といった症状が現れます。

膵臓ガンの原因

膵臓ガンの原因は喫煙や食生活の欧米化などとされていますが、現在の所はっきりとした膵臓ガンの原因は解明されていません。

また、糖尿病と膵臓ガンは併発する事が多く、糖尿病患者のほうが膵臓ガンになる確率が高いともいわれています。

膵臓ガンの対策・予防策

喫煙や肥満、糖尿病などの疾患から発症リスクが高まることなどが明らかになってきており、他のがん予防と同じく生活習慣や食生活の改善が予防方法としてとるべき選択肢であると考えられます。

膵臓ガンの治療法

膵臓ガンの治療法としては第一に外科手術による治療が考えられます。ただし、膵臓ガンは総じて発見が遅れることから、既に外科手術によるガン細胞切除が困難となっている場合があります。この場合は化学療法や放射線療法が実施されます。

上顎ガン

上顎ガンとは、上顎洞の粘膜から発生するガンのことで、上顎洞ガンとも呼ばれます。

50歳~70歳の高齢者に多いガンで、日本人は世界中で見ても発症者数が多いことで知られています。

上顎ガンの症状

上顎ガンの初期症状は皆無に等しく、ガン細胞が、骨を破壊し始める段階になって初めて自覚されるようになるのが一般的です。

そのため、上顎ガンは発見が遅くなる事が多いガンの一つです。

上顎ガンの浸潤する方向により自覚症状は異なり、上の場合は眼球突出や頭痛、目のかすみといったような目に関連する症状、下に進むと口に腫瘍が出現するなどの症状が現れます。

上顎ガンの原因

上顎ガンの原因ははっきりと解明はされていませんが、慢性的副鼻腔炎によるものと言われています。

上顎ガンの対策・予防策

上顎ガンは鼻鏡をつかった鼻腔検査やX線検査などにより診断が可能ですが、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)と勘違いしやすい為、CTやMRIといた医療機器を使い、骨の破壊状態などを見て最終的な診断がなされます。

上顎ガンの治療法

上顎ガンの治療法としては外科的手術によるガン細胞の切除や抗がん剤を利用した化学療法、放射線治療といった治療のうち上顎ガンの進行状況や全身の状態などを診察しながれ選択されます。

喉頭ガン

喉頭ガンとは、喉頭という声帯や喉頭蓋などからできている部分がガン細胞に侵食されたものを喉頭ガンといいます。

患者比率は男性の方が多く以前は10:1の割合でしたが、近年では女性の患者数が増加傾向にあります。

主に喫煙や飲酒が大きなリスクファクターとされています。

喉頭ガンの症状

喉頭ガンと一口に言っても喉頭の発生部位により症状が異なります。

声門ガン:喉頭ガンのうち、声帯の一部分を「声門」とよび、その部分にできる喉頭ガンを声門ガンと言います。喉頭ガンにおける60%以上はこの声門ガンとされています。初期症状は声のかすれが特徴です。

声門上ガン:喉頭ガンの約20~30%を占めているのがこの声門上ガンです。喉頭部の違和感が目立ち、特にガンの発生部位周辺に潰瘍ができることで痛みを生じます。進行すると、食べ物の通りが悪くなったり息苦しくなったりします。

声門下ガン:喉頭ガンの中で1%程度のごく限られた頻度で発生するガン。進行するまで自覚症状がほとんどない為、声のかすれや呼吸困難などの症状がでる際にはかなり進行している可能性が高い危険な喉頭ガンの一種です。

喉頭ガンの原因

喉頭ガンの原因は大きく喫煙・飲酒が影響しているとされています。

主に男性に多いガンの一種でしたが、近年はその比率差が縮小傾向にあります。

喉頭ガンの対策・予防策

喉頭ガンは喉頭鏡や内視鏡、CT、生検などを総合して、診断されます。

喉頭ガンの治療法

喉頭ガンの治療法としては、手術による切除やレーザーを使った治療、放射線療法が主要です。

他のガンに見られる抗がん剤を用いた化学療法はほとんどのケースで行われません。

皮膚ガン

皮膚ガンとは、名前の通り皮膚に発生するガンで、主に繰り返される刺激によりガンが発生するとされています。

一般に皮膚ガンは有色人種の方が白色人種よりもかかりにくいとされています。皮膚にできるため、発見が早期に行われる場合は完治も可能です。

皮膚ガンの原因

皮膚ガンを発生させる要因としては、

  1. 長期間に渡る紫外線の作用
  2. 重度の火傷
  3. 重度の傷跡
  4. 放射線治療の影響によるもの
  5. 発がん性物質を含むものとの接触

などが考えられます。

また、これらに長期間に渡ってさらされている高齢者に多く見られます。

皮膚ガンの診断・予防法

皮膚ガンは皮膚の変化である為、発見しやすいガンです。

皮膚の変化のしかたとしては、ホクロやシミ、アザ、イボなどが次第に大きくなったり、表面の状態が変化(色が濃くなる・凹凸が目立つ・表面がえぐれるなど)するといった点が観察のポイントとなります。

こうした皮膚の変化のうち、ガンに変性しやすい状態を皮膚前ガン症(ガン前駆症)と言います。

ボーエン病:皮膚前ガン症(ガン前駆症)の一つ。中高年の多く見られ、赤褐色の円形・楕円形のアザ状の変化で表面がざらざらしている。

日光角化症:皮膚前ガン症(ガン前駆症)の一つ。老人性角化症とも呼ばれます。名前の通り高齢者に多く、顔や手の甲などに褐色調の盛り上がりが見られ、突起が生じる状態を指します。

皮膚ガンの種類

皮膚ガンの代表的な種類として「有棘細胞ガン」「基底細胞ガン」「メラノーマ」の3つがその代表例です。

有棘細胞ガン(ゆうきょくさいぼうがん):皮膚の表面にある有棘細胞と呼ばれる細胞に発生するタイプの皮膚ガン。主にガン前駆症から進行することが多いタイプの皮膚ガンです。

基底細胞ガン:皮膚の表記と真皮の間にある「基底細胞」という部位に発生するタイプの皮膚ガン。主に、顔などにできるホクロ状のものが次第に変化してガン化します。

メラノーマ(悪性黒色腫):メラノーマ(悪性黒色腫)とは、ホクロのように見えるが実はガンというもの。悪性度は皮膚ガンの中で最も高く、肺や骨などに転移することも多いので注意が必要です。足の裏や顔、手足の爪などによくできます。

皮膚ガンの治療法

皮膚ガンの治療法としては、病変部の外科的手術による切除が一般的に行われます。この他、液体窒素を使った凍結や放射線療法、抗がん剤を始めとした化学療法などが行われます。

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫とは、リンパ球の腫瘍性増殖による病気で、主に頸部に発生するケースが多いリンパ球のガンです。

悪性リンパ腫の発症する原因は現在不明であり、様々な方面からの研究が続けられている病気です。

悪性リンパ腫の症状

悪性リンパ腫の代表的な症状としては、頸部リンパ節の腫れ、発熱、膨張したリンパ節による圧迫症状などが上げられます。

発生する部位は全身のリンパ節を始めとして、消化管、骨髄、肝臓といった組織にも広がります。

悪性リンパ腫の原因

悪性リンパ腫がおこる原因は現時点で不明です。

ウイルスや免疫の異常、遺伝的な要素などが検証されています。

悪性リンパ腫の対策・予防策

悪性リンパ腫は健康診断における血液検査などを通じて発見されるケースがほとんどです。

悪性リンパ腫の治療法

悪性リンパ腫の治療は、主にリンパ腫の広がり具合やT細胞などの由来するリンパ球の分類によって異なります。化学療法や、放射線療法、外科的切除などが行われます。

健康と病気についてまとめています。

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