【管理栄養士 国家試験勉強法】わかりやすくまとめてみました!!「人体の構造 細胞と組織」【過去問題】
〇人体の構造と機能及び疾病の成り立ち「細胞・上皮組織・器官と器官系」
管理栄養士の国家試験の基礎知識を科目別にまとめてみました!
管理栄養士国家試験合格に向けて、参考になれば幸いです。
また、ノートの最後に今回のポイントで出た、管理栄養士国家試験の過去問題も復習をかねて解いてくださいね^^
「人体の構造と疾病の成り立ち」 こちらもチェックしてください。
感覚器系 呼吸器系 血液 骨格系 筋系 生殖器系 免疫と生体防御
〇人体の構造
・細胞(60兆)→集まって「組織」→集まって「器官」→集まって「器官系」
〇細胞
・細胞は細胞膜に包まれ、細胞内には核・細胞質が存在。細胞質は細胞小器官、細胞質ゾル等なる。
・細胞膜:リン脂質・コレステロール・タンパク質などからなる。リン脂質は二重構造で疎水性部分が向き合っている。
・核:核膜で覆われており、DNA・遺伝子を含んでいる。
・核小体:リボゾームRNAを合成する。
・ミトコンドリア:内膜と外膜の二重膜。ATPの生産がおこなわれる。
・リボゾーム:タンパク質の合成を行う。
・リソソーム:細胞内の異物や老廃物の分解を行う。
・ゴルジ体:リボゾームで合成したたんぱく質の貯蔵・修飾・運搬を行う。
・中心体:細胞分裂の時、紡錘体を形成して染色体を移動させる。
細胞膜の働き(動画)
〇上皮組織
・体の表面(体表)や腔所(体腔)の内面を覆う組織。
・層構造から、単層・重層。細胞の形から、扁平・立方・円柱。
層の構造 | 細胞の形 | 組織・器官 |
単層 | 扁平上皮 | リンパ管・血管・肺胞 |
立方上皮 | 尿細管・甲状腺 | |
円柱上皮 | 消化管 | |
多列線毛円柱上皮 | 気管・卵管 | |
重層 | 扁平上皮 | 皮膚・口腔・食道 |
移行上皮 | 膀胱・尿管 |
〇器官と器官系
・いくつの組織が組み合わさり、特定の働きを持つものを器官という。器官は臓器とも呼ばれる。
・同じようなはたらきをする器官が集まったものを器官系という。
「消化器系・循環器系・泌尿器系・内分泌系・神経系・感覚器系・呼吸器系・骨格系・筋系・生殖器系」
★過去問題!!
〇28-21 ヒトの細胞の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 細胞膜は、リン脂質の二重層からなる。
(2) 赤血球には、ミトコンドリアが存在する。
(3) リソソームでは、たんぱく質の合成が行われる。
(4) 滑面小胞体では、グリコーゲン合成が行われる。
(5) iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、受精卵を使用する
解答
(1) 細胞膜は、リン脂質の二重層からなる。
〇30-18 ヒトの細胞と組織に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)心筋は平滑筋である。
(2)食道は、重層扁平上皮に覆われている。
(3)ミトコンドリアでは解糖が行われる。
(4)核小体では、tRNA(転移RNA)が合成される。
(5)脂肪細胞はヒスタミンを放出する。
解答
(2)食道は、重層扁平上皮に覆われている。
〇29-21 ヒトの細胞の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ミトコンドリアでは、解糖系の反応が進行する。
(2)粗面小胞体では、ステロイドホルモンの合成が行われる。
(3)ゴルジ体では、脂肪酸の分解が行われる。
(4)リソソームでは、糖新生が行われる。
(5)iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、神経細胞に分化できる。
解答
(5)iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、神経細胞に分化できる。