【心臓・血管の病気と治療法・予防対策】 心臓・血管の病気の種類と一覧表 【健康と病気】

【心臓・血管の病気と治療法・予防対策】 心臓・血管の病気の種類と一覧表 【健康と病気】

血液の病気には各種貧血(鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、巨赤芽球性貧血、溶血性貧血 )、出血傾向症などがあります。

心臓・血管など循環器の病気には心筋梗塞、狭心症、心不全、高血圧、不整脈、心臓弁膜症、突発性心筋症、心筋炎、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、低血圧症などがあります。

健康と病気についてはこちらにまとめています。

心筋梗塞

心筋梗塞とは、虚血性心疾患という疾患の一つです。

心臓が栄養としている冠動脈における血流が下がる事により心筋が虚血状態となり、壊死する状態となります。

通常心筋梗塞という場合は急性に発症する「急性心筋梗塞」のことを指します。

心筋梗塞の症状

心筋梗塞は冠動脈の一部の血液の流れが途絶えた為に心筋に対する栄養や酸素などが不足し心筋細胞尾が死滅する病気です。

この状態になり、1ヶ月以内の期間を「急性心筋梗塞」と呼び、死亡率も非常に高くなっています。

症状としては、全胸部や心臓部に突然激しい痛みが起こります。

狭心症でも同様の症状が起こりますが、痛みの時間が心筋梗塞の方が長く続きます(狭心症の場合は長くても15分程度、心筋梗塞の場合は30分以上続く事もあります)。

死亡率も高く、日本人の死亡順位でも第2位を占めています。

発作が起きた後、数時間で心臓機能不全症状が起こり、不整脈・呼吸困難・むくみ・顔面蒼白などの症状が起こる。

一時的に病状が落ち着いた場合でも1~2ヶ月の間再び発作が起こる事もあります。

心筋梗塞の原因

心筋梗塞が発症する原因には実に様々なものがあります。

最も大きな原因は「動脈硬化」によるものですが、加齢などによっても発症することがあります。

心筋梗塞が起こるメカニズムとしては、血管内のアテロームという粥状の物質が血管などに沈着し、それにより動脈硬化を誘発します。

その後、動脈硬化が進行するとアテロームの膜が破れる事により血液成分が凝固して血栓を形成する事になります。

この血栓が心臓の血管を完全にふさぐ事で心筋梗塞が発症することになります。

心筋梗塞の危険因子としては以下のものがあげられます。

  1. 喫煙
  2. 高コレステロール血症(特に、高いLDLコレステロール血症)
  3. 糖尿病
  4. 高血圧
  5. 狭心症
  6. 加齢
  7. ストレス
  8. 肥満
  9. 男性(女性よりも発症率が高い)
  10. 痛風(高尿酸血症)

心筋梗塞の対策・予防策  

高血圧や糖尿病となると、血管の壁が傷つくことから動脈硬化を引き起こしやすくなります。

生活習慣や食生活を見直すなどの基本的な健康づくりが予防のポイントとなるでしょう。

既に狭心症や動脈硬化などの症状が出ている方は医師と相談しできるだけ早いうちに対策を行うようにします。

心筋梗塞の治療法

心筋梗塞は、発症した場合の致死率が20%以上と非常に死にいたる可能性が高い病気です。

治療としては、急性期の場合は絶対安静+酸素注入などを通じての病状の悪化を防ぐ事が重要になります。

また、心筋梗塞は合併症を引き起こしやすく、死亡の大部分は急性期におこる不整脈を合併したものです。

発症後48時間以内の死亡率が最も高い為、それを乗り切ることができれば生存率も高まります。

狭心症

狭心症とは、心臓の筋肉に酸素を供給している冠動脈が異常を起すことによる一過性の心筋虚血を起す疾患の一つです。

一過性のため、胸部の痛みなどは一時的(長くても15分程度)です。なお、一過性でない場合は心筋梗塞と呼ばれます。

狭心症の症状

狭心症は、主に動脈硬化などに起因し冠状動脈の血管が狭くなる事に起因し心臓への血液流が一時的に滞り、心臓への栄養および酸素供給量が不足する状態を指します。

狭心症の状態になると、胸部に激しい痛みが起こりますが状態は長く続かず、短い場合は数十秒程度で発作はおさまります。

ただし、狭心症の発作が頻発する場合は、心筋梗塞へ移行する可能性が高くなるので、注意が必要です。

なお、狭心症は急激な運動時などに発作が起こる「労作性狭心症」と安静にしているときに起こる「安静時狭心症」があります。

狭心症の原因

・労作性狭心症の場合

労作性狭心症は冠動脈の動脈硬化に肉体的な労作が加わり心臓の仕事量が急増したときに冠動脈が必要な血液を心臓に送ることができないために狭心症を発症します。

・安定時狭心症の場合

安静時狭心症は何らかの原因により血管が敏感になっており、安静時でも自然に血管が収縮することにより狭心症発作を発症すると言われています。

狭心症の対策・予防策

狭心症を引き起こす最大の原因は「動脈硬化」です。

この動脈硬化の進行を少しでも遅らせることが狭心症の予防に最も重要な意味を持ちます。

動脈硬化を促進する原因としては、

  1. 高コレステロールや中性脂肪(高脂血症)
  2. 喫煙
  3. 高血圧

などが挙げられます。

これらは普段の生活習慣や食生活を改善することに予防が可能です。

また、既に狭心症の発作がある方は、適度な運動(過度な運動は労作性狭心症を引き起こす可能性があるので控える)や摂取、お風呂はぬるま湯にする、冷暖房は控えるなどを実戦しましょう。

狭心症の治療法

狭心症の治療にはアスピリンなどの抗血小板剤の投与などが一般的です。

また、その際高血圧や喫煙などリスクファクターを取り除くような指導も同時に行われます。

心不全

心不全とは、心臓において血液を送り出す量が不十分で人体が必要とするだけの血液循環量を保てない状態を心不全と言います。

心不全は病気というよりも、心臓が必要な血液を送り出せない状態そのものを指します。

心不全の症状

心不全は、心臓のポンプ機能の機能劣化により血液の流れが悪くなる状態の総称です。

心臓の弁や冠動脈の硬化、心筋梗塞などの心疾患が最終的にいたる症候群を表します。

心不全は心筋梗塞等により起こる場合を「急性心不全」、高血圧や心臓弁膜症などにより徐々に症状が現れるものを「血性心不全」と呼びます。

また、心臓の部位別に「左心不全」や「右心不全」といったように表現することもある。

心不全の大きな症状としては動悸・息切れ・呼吸困難・むくみなどがある。

この他にも倦怠感や職億不振・不整脈などの症状が出る場合もあります。

なお、心不全には、NYHA分類というものがあり、程度の1~4に分類して心不全の症状を定義しています。

・NYHAレベル1:心疾患があるが症状はなく、通常の日常生活は制限されないもの。

・NYHAレベル2:心疾患の患者で日常生活が軽度から中度に制限されるもの。安静時には無症状であるが、普通の行動で疲労や動悸、呼吸困難、狭心痛を生じる。

・NYHAレベル3:心疾患の患者で日常生活が高度に制限される。安静時は無症状だが、歩行や日常生活以下の労作によっても症状が生じる。

・NYHAレベル4:心疾患患者で非常に軽度の活動でも何らかの症状を生じる。安静時においても心不全・狭心症症状を生ずることもある。

心不全の原因

心不全は心臓機能の低下により起こります。

左心不全の場合は心臓の左心室・左心房の働き低下により血液を全身に送り出せなくなることにより起こります。

対して、右心不全の場合は、右心室・右心房の機能低下により大静脈にうっ血が生じることで起こります。

心不全の対策・予防策

大きくは生活習慣を見直すことが心不全予防の基本となります。

運動不足や喫煙、脂肪分の過剰摂取、ストレス、高血圧、糖尿病などが心不全を含む心臓疾患のリスクファクターといえます。

心不全の治療法

心不全は心臓機能が低下している状態で

  1. 塩分や水分の摂取制限
  2. 安静時間の確保(肉体面だけでなく精神面的な安静も含みます)
  3. 薬物療法

というようなステップが踏まれるケースが多くなります。

高血圧

高血圧とは、その名前の通り標準と比較して血圧が高いことを指し、特定の疾患というわけではなく、血圧が標準よりも高い状態そのものを指します。

高血圧の原因がわからないものを本態性高血圧、原因となる疾患が明らかな高血圧を二次性高血圧と呼びます。

高血圧の症状

日本では、30代以上の人口の約30%(男性が多い)が高血圧であるとされています。

また、加齢とともに高血圧の患者は多くなり60歳代以上の半数は高血圧とされています。

健康診断で発見される場合がほとんどで、高血圧に自覚症状はありません。

しかし、高血圧が長期間に渡って続くと動脈硬化が進行し、脳卒中・心筋梗塞・腎不全といった最終的に生命の危機に関する病気につながる可能性が高いので注意が必要になります。

高血圧の原因

高血圧の原因としては、「二次性高血圧」か「本態性高血圧」によりことなります。

本態性高血圧は、前述のとおり遺伝、生活習慣、ストレスなど様々な要因によりおこる病気といわれています。

・遺伝的側面(高血圧の原因)

一般に、高血圧にも遺伝性がみられます。両親の一方または両方が高血圧である場合、本人も高血圧になりやすいという結果がでています。

・生活習慣面(高血圧の原因)

(1):食生活

日本人の本態性高血圧の原因としては塩分の過剰摂取が取り立たされている。日本人の食塩摂取量は1日あたり12g(平均)とされており、この数字は欧米と比較しても高い。なお、高血圧を予防するには1日の食塩摂取量を6g未満にすべきと勧告されている。

高血圧の対策・予防策

大きくは生活習慣を見直すことが高血圧予防の基本となります。

運動不足や喫煙、脂肪分の過剰摂取などを控える事が大切です。なお、これらは既に高血圧と診断されている方にとっても重要となります。

高血圧の診断については、日本高血圧学会が定めるところによると、収縮期血圧(いわゆる上)が140以上または、拡張期血圧(いわゆる下)が90以上に保たれている状態を高血圧といいます。

ただし、一日の生活において血圧は絶えず変化しており、計測する時間帯には正常値であっても、そのほかの時間には高血圧となっている場合があります(仮面高血圧)。

逆に、普段は正常の血圧であるのに、診察室で緊張する事などにより血圧が上昇して高血圧と診断されるようなケースもあります(白衣高血圧)。

このため、日ごろから自分の血圧について測定するように心がけておくといいでしょう。

高血圧の治療法

高血圧の治療としては、食事療法と運動療法を第一に行い、それでも前述の高血圧基準を下回ることが出来ない場合、薬物療法を行います。

・食事療法・生活習慣に関する指導

主には食塩の制限が行われます。

また、喫煙は動脈硬化を促進するリスクが高い事から、高血圧の治療中は禁煙を指導されます。

・薬物療法

利尿剤やカルシウム拮抗剤を第一選択とします。また、ACE阻害剤やβ遮断剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤も用いられます。

低血圧症

低血圧症とは、血圧が非常に低くそのため、自覚的や他覚的な症状がみられる状態を指します。

血圧が下がる原因となる疾患が証明されない本態性低血圧と心臓病や神経系疾患、出血などに伴う低血圧となる原因のはっきりしている二次性低血圧があります。

低血圧症の症状

具体的には、座位における血圧数値が上「100~110以下」、下「60~70以下」である状態を指します。

また、横になった状態から立ち上がった状態になるときに血圧が20以上上下する場合は起立性低血圧と言います。

主な低血圧の症状として、まめい、肩こり、不眠、疲労感、冷や汗、動悸、息切れ、手足の冷え、ため息、食欲不振などが挙げられます。

低血圧症の原因

低血圧症の原因としては心臓の収縮力の低下や末梢神経管の拡張、循環する血液量の減少などが挙げられます。

低血圧症の治療法

低血圧症は病気ではないので、そのものを治療する事はありません。

ただし、二次性低血圧のように原因がはっきりしている場合については、その原因を取り除く治療が行われます。

ただし、原因が分からない場合であっても極端な低血圧症の症状がある場合には、血圧を上げる薬を投与する場合もあります。

不整脈

不整脈とは、心臓における電子信号に異常が生じて脈拍が乱れる疾患のことを指します。

不整脈の状態では脈が早すぎる頻脈、遅すぎる除脈など様々な現象が起こります。

不整脈の症状

不整脈による脈拍異常は胸にドキンというような心臓の動きを感じたり、心臓が一瞬止まるような感じがする、脈が乱れるなどの自覚症状を得ることができます。

健常であっても偶発的に無性脈と同様の症状を感じる場合もあり、このような場合は問題になりませんが、心臓病のある方は十分な精密検査が必要になります。

不整脈が重症になると、脳へ血流が途絶えてめまいや失神を起し、場合によっては死にいたるケースもあります。

不整脈の原因

不整脈の原因としては、生まれつきの遺伝的な要素によるものと、加齢による心筋の電気系統異常によるものが挙げられます。

不整脈の対策・予防策

後天性の不整脈の場合や過労やストレス、食生活などが原因となる場合が多いですので食生活の自己管理が有効とされています。

不整脈の治療法

不整脈の治療法としては、不整脈の種類に応じて適した抗不整脈剤が投与されることになります。

抗不整脈は、逆に不整脈を引き起こす可能性もあるので医師の指示に従って定期的に病院における経過観察や診察を受ける事が重要です。

なお、重度の除脈の場合はペースメーカーの利用、心室細動の可能性が高い場合には植え込み型の除細動器が使用されます。

心臓弁膜症

心臓弁膜症とは、心臓にある4つの弁が故障する病気のことを指します。

心臓における弁は4つ存在し、それぞれが異なったはたらきをしています。

これらの弁が故障している状態を心臓弁膜症といい、弁膜症には弁が硬くなる弁口狭窄と、弁がゆるくなる弁閉鎖不全(またはその合併症)があります。

心臓弁膜症の症状

心臓弁膜症では、弁の前方へ送り出す血液量が減少することによって全身の臓器に悪影響を与えます。

また、減の後方では血液が滞留し、血液成分が組織に漏れ出す事による肺水腫やむくみを引き起こします。

心臓弁膜症の大きな症状としては倦怠感、息切れ、顔や手足の色が紫色になる(チアノーゼ)、ふらつき、失神などが現れます。

心臓弁膜症の原因

心臓弁膜症の原因としては、リウマチが大きく関わっているほか、弁を含む心内膜の炎症などが原因として重視されます。

心臓弁膜症の治療法

心臓弁膜症は主に心音の異常により診断されます。

通常は聴診により診断がおこなわれ、異常があれば、胸部X線写真や心エコー、心かルーテル法などにより最終的に診断されます。

心臓弁膜症の治療法としては、運動規制が第一におこなわれます。

また、利尿剤や強心剤、抗不整脈剤などの投与による薬物療法も平行して行われます。病院によっては、外科的手術が行われるケースもあります。

突発性心筋症

突発性心筋症とは、原因不明の疾患の一つで、心室の拡張や心室壁の肥大により新機能が低下する疾患です。

大きく「拡張性心筋症」と「肥大型心筋症」の二つに分類することができます。

突発性心筋症の症状

・拡張型心筋症

心室の拡張と収縮機能の障害を始めとする心筋症の一つです。症状としては疲労感や息切れ、呼吸困難などが挙げられます。

悪化すると心室内にて血栓が生じて肺塞栓などの症状を引き起こす事があります。

・肥大型心筋症

左心室の壁が肥大化するのが特徴です。収縮期には正常に新機能は行われますが、拡張期には十分に心室が広がらなくなります。

自覚症状は軽く、無症状なことも多くあります。

肥大型心筋症が進行すると、胸の痛みや不整脈などが起こります。

突発性心筋症の原因

突発性心筋症の原因は現在不明です。

突発性心筋症の対策・予防策

突発性心筋症は原因が不明ですので現在明確や予防策は打ち出されていません。

突発性心筋症の治療法

突発性心筋症は拡張型心筋症、肥大型心筋症ともに、心不全や不整脈の治療の他、血栓症の予防などが実施されます。

心筋炎

心筋炎とは、ウイルス感染などによる心筋の炎症のことを指します。

原因としては、ウイルスや細菌によるものが最も多いですが、他に膠原病による非感染症心筋炎に大別することができます。

心筋炎の症状

心筋炎はほとんどが無症状のものから、風邪に似た症状を引き起こすもの、不整脈を伴うものまで様々な症状が出現します。

一般に、心筋炎は発症しても治癒する病気ですが、心臓機能障害が長期にわたって続く場合もあります。心筋炎診断のポイントとしては、白血球数の増加などが挙げられます。

心筋炎の原因

ウイルスや細菌の感染による「ウイルス性心筋炎」の場合、単純ヘルペスウイルスやコクサッキーBなどのウイルスによるものが多くなります。

非感染症心筋炎の場合は膠原病などが原因となります。

心筋炎の治療法

心筋炎は、心室拡大の場合は軽度な症状として回復することが多いですが、急激な左心室の拡大や壁運動低下をもたらす重症な症状の場合新機能異常が残る場合もあります。

大動脈瘤

大動脈瘤とは、大動脈の弱い部分が生じることにより、その弱い部分が膨張、突出する病気のことを指します。

大動脈瘤の原因としては動脈硬化が原因となる場合がほとんどですが、梅毒を始めとした感染症や大動脈炎、外傷、先天的な血管壁の弱さが原因となる事もあります。

大動脈瘤の症状

・胸部大動脈瘤の場合

気管支を圧迫される事による咳や呼吸困難、血痰(けったん)、嚥下(えんげ)障害、胸痛などが現れ、これらの症状が次第に強くなっていきます。

・腹部大動脈瘤の場合
脈を打つような衝撃が腹部に感じる他、下腹部の痛みや下部背部痛みの症状を感じます。

一般に、大動脈瘤はある程度塊が大きくなるまでは症状は現れない為に厄介で、周囲の臓器を圧迫するまで大きくなると、血管壁の亀裂やそれによる動脈瘤の破裂など重大な症状に発展します。

大動脈瘤の原因

大動脈瘤の原因としては動脈硬化によるものが最も多く、動脈瘤が破裂する前に、他の動脈硬化性の合併症により死亡するケースも多いです。

大動脈瘤の対策・予防策

大動脈瘤は胸部大動脈瘤の場合直径7cm、腹部大動脈瘤は直径6cmを肥えるものは50%の確率で1年以内に破裂してしまいます。

そのため、大動脈瘤の予防や対策としては動脈瘤を大きくしないこと、かつ破裂しないような生活を送る事が重要に成ります。

注意事項としては血圧を上げるような作業や興奮を避けて、休養や食事に気をつけるほか、なるべく血圧を下げる薬物療法を行うことが重要です。

大動脈瘤の治療法

大動脈瘤を詳しく調べるには胸部X線写真やエコー、CT、MRI、大動脈造影などを利用して検査します。

最終的な治療法としては、外科的な大動脈瘤の除去や人工血管の増設となりますが、大動脈瘤をわずらう患者の多くは高齢者であることから、手術の危険性や心臓や腎臓に関する合併症などを慎重に判断する必要があります。

万一、動脈瘤が破裂した場合は、胸膣や腹膣への重大な出血が起こります。

その場合は当然外科的手術が必要となりますが、生存率は5~25%程度と非常に低く、成功した場合も重大な後遺障害を残す可能性があります。

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症とは、動脈硬化により動脈の根元部分で内膣の狭窄や閉塞が生じ、血液循環が悪くなる病気です。

特に、糖尿病や高血圧、高脂血症を持つ人に多い病気で近年閉塞性動脈硬化症を患う患者数は急激に増大しています。

閉塞性動脈硬化症の症状

閉塞性動脈硬化症の症状としては冷感、しびれ、歩行障害などがあります。歩行障害としては、少し歩くと力が抜けてしまい先に進めなくなり、少し休むとまた歩けるようになるといった物です。

閉塞性動脈硬化症が進行すると、症状は重くなり、皮膚や皮下組織の壊死、潰瘍ができるなどの症状が起こります。

閉塞性動脈硬化症の原因

閉塞性動脈硬化症の原因としては動脈硬化によるものが最も多く、動脈瘤が破裂する前に、他の動脈硬化性の合併症により死亡するケースも多いです。

閉塞性動脈硬化症の対策・予防策

閉塞性動脈硬化症の対策としては、動脈硬化を起さないということが前提になります。

発症が初期の場合は禁煙や食事療法、軽い運動などを行うことで、症状を緩和させることも可能です。

閉塞性動脈硬化症の治療法

閉塞性動脈硬化症の薬物療法として、血小板凝集抑制剤や血管拡張剤などの投与という手段がありますが、症状が進行し手いる場合は、外科的手術によるバイパスの増設や血栓内膜除去手術、バルーンを利用した血管拡張などが行われます。

健康と病気についてはこちらにまとめています。

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